副業を始める前に決めておきたい三つのルール
収入をもう一本増やしたい、好きなことを仕事にしてみたい。副業に興味を持つ人は年々増えています。けれど、勢いで始めると、本業との両立に疲れて続かなかったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりすることも。始める前に、三つのルールを自分の中で決めておきましょう。
i副業がうまくいく人、続かない人
副業が続く人に共通しているのは、最初に「どこまでやるか」を決めていることです。反対に続かない人は、空いた時間すべてを副業に注ぎ込み、気づけば睡眠や休日を削ってしまいます。最初は楽しくても、本業の疲れと重なると、どちらも中途半端になりがちです。副業は短距離走ではなく、長く続けてこそ実を結ぶものです。だからこそ、走り出す前のルールづくりが大切になります。
ii一つめ:使う時間の上限を決める
副業に使う時間を、週に何時間までと先に決めておきましょう。たとえば「平日は一日一時間、休日は三時間まで」のように、具体的な数字にするのがコツです。上限を決めると、限られた時間で何をするかを考えるようになり、かえって成果が出やすくなります。また、家族やパートナーと暮らしているなら、その時間を共有しておくことも大切です。周りの理解があると、気持ちよく続けられます。
iii二つめ:お金の出入りを分けて記録する
副業で得たお金と、そのためにかかった費用は、最初から本業の収入と分けて記録しておきましょう。副業用の口座を一つ用意するだけでも、管理はずっと楽になります。また、副業の収入が一定の額を超えると、確定申告が必要になる場合があります。具体的な条件は収入の種類や働き方によって異なるので、税務署や税理士など専門家に確認しておくと安心です。記録をつけておけば、そのときに慌てずに済みます。
iv三つめ:会社の規則を確かめる
副業を始める前に、今の勤め先の就業規則を確認しておきましょう。副業を認めている会社が増えている一方で、届け出が必要な会社や、同業での副業を禁止している会社もあります。知らずに始めると、本業での信頼を損なうことにもなりかねません。わからない点があれば、人事の担当者に相談してみてください。規則を守った上で始める副業は、後ろめたさがなく、堂々と取り組めます。
v「簡単に稼げる」には近づかない
副業を探していると、「誰でも簡単に月○万円」「スマホだけで不労所得」といった言葉を目にすることがあります。高額な教材や登録料を先に払わせる仕組みには、十分に注意してください。
- 最初に高いお金を払う必要がある
- 仕事の中身が具体的に説明されない
- 「今だけ」「あなただけ」と急かされる
こうした特徴がある話は、一度立ち止まり、家族や公的な相談窓口に相談しましょう。確かな副業は、地道な積み重ねの上に成り立っています。
vi小さく始めて、育てていく
最初から大きな収入を目指す必要はありません。得意なことを小さく売ってみる、スキルを生かせる仕事を一件だけ受けてみる。最初の一歩は、月に数千円の収入でも十分です。大切なのは、「自分の力で稼げた」という手応えを得ることです。その経験は自信になり、本業での働き方にも良い影響を与えてくれます。ルールを守りながら、焦らずに育てていきましょう。
この記事は一般的な考え方をまとめたものです。お金・法律・心身の健康に関わる判断は、必要に応じて専門家にご相談ください。